シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき/レイ・カーツワイル著

最近のAI進化の速さは想像を超えていて、自分が生きている間に一体どんな未来社会がやってくるのか楽しみなようでもあり不安なようでもある。 単にいままでよりも便利で効率的になる社会というのではなくそれによって人類の意識構造さえ大きく変わっていくで…

百年の孤独/ガブリエル・ガルシア=マルケス

文庫版が発売されたことで改めて話題になった「百年の孤独」を読了。 文庫化されるより前に過去2回くらいチャレンジしたが読み通せなかった作品なので、ついに読み切れた!という達成感というかおなかいっぱい感あり。 南米文学に興味を持ち始めてから他の作…

一般社団法人二足歩行ロボット協会協会/二足歩行ロボット自作ガイド

Jetson Orin nano買ったけど1番有効な使い方ってやっぱりロボットだよなあ、と思って読んでみた二足歩行ロボット自作ガイド。世界をちょっと覗いてみたくらいの斜め読みだがなかなか面白かった。aruduinoを想定して書いてあるのでそのまま試せるわけではない…

世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた/永井孝尚

経営学やマネジメントについての自己啓発。 タイトル通りこの分野の著名な文献を著者がセレクトして紹介したもの。単に内容をまとめているだけでなく著者の視点で考え方などの補足がしてあり読みやすく参考になった。これだけ読んで分かった気になってしまう…

SFプロトタイピング: SFからイノベーションを生み出す新戦略/宮本道人ほか著

新たなビジネス創出するための方法論を探しているときに出会った「SFプロトタイピング」という言葉。とても気になる。 ネットでいろいろ情報を集めてみたが、書籍としてまとまっているものは多くなさそう。とりあえず早川書房から刊行されているこの本をまず…

ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸潤

野球の試合で1番面白い点数は8対7だというルーズヴェルトの言葉がタイトルになっている。池井戸潤が野球の話?と思ったがなるほどとても面白く読んだ。ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)作者:池井戸潤講談社Amazon

シェイクスピアの記憶/ホルヘ・ルイス・ボルヘス

1983年出版された巨匠ボルヘス最後の短編集、とのこと。 没年が1986年なのでその3年前ということになる。 難解という印象なボルヘスだがこの4作品は比較的読みやすく楽しめた。 特に「青い虎」に登場する増殖する青い小石が不気味でボルヘスっぽい。 「一九…

シャナリシャツふたたび

以前高島屋で通りがかりに偶然見つけたシャナリシャツ。デザインもコンセプトもとてもとても気に入っていてすっかりブランドのファン状態。今回また数日間だけ高島屋に出店しているとのことで新作を見に行った。 ちなみに前回購入したお気に入りの一着を着て…

三体/劉慈欣

中国SFを世に知らしめた「三体」3部作ついに読み終わった。 広大で深い宇宙で壮大な時間軸のまさにセンスオブワンダーの世界観の中、人間の感情や社会が泥臭くとてもリアルに語られる。 第一部の冒頭はしばらくとっつきにくかったが徐々に引き込まれて話が進…

シャイロックの子供たち/池井戸潤

銀行内で発生した100万円紛失事件について登場人物10人のそれぞれの視点で語られる物語り。 引き込まれて一気に読めてしまうのはさすが池井戸潤。シャイロックの子供たち作者:池井戸 潤文藝春秋Amazon

夜がはじまるとき/スティーヴン・キング

いろいろな味わいの短編集。 冒頭の「N」が引き込まれてじわじわ怖くなってくる感じがさすが。クトゥルーっぽい。 N 魔性の猫 ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で 聾唖者 アヤーナ どんづまりの窮地 夜がはじまるとき (文春文庫)作者:スティーヴン・キ…

作曲のための8の極意

音楽業界で活躍する複数のアーティストの曲作りの方法論。 様々な人が多様な考え方、具体的なテクニックではなくて作曲プロセスをどうとらえて自分にとって何が重要か、ということを主に語っていて、曲作りとは「教科書的・画一的にこうあるべきもの」では無…

図解入門 よくわかる音楽の仕組みと科学/岩宮眞一郎

音楽を作るには物理、科学の観点でも理解していた方が良いのではと思い読んでみた本。 あまり学術的過ぎたり数式解説されたりしても理解できないと思いつつ読んだのだが恐れていたような堅苦しい内容ではなく面白く読めた。図解入門 よくわかる最新 音楽の仕…

億男/川村元気

借金を肩代わりしたことで妻子とも別れ借金返済に追われる主人公が宝くじに当たったというところから始まるストーリー。 お金とは何ぞや人間関係とは何ぞやということをいろいろ考えさせられる。億男 (文春文庫)作者:川村 元気文藝春秋Amazon

三体/劉慈欣

「中華SF」という言葉に興味をそそられいつか読まないとかなあ、と思っていた作品に遂に手を出した。 文化大革命といった時代背景など中国の基本的知識に疎かったりそもそも登場人物の名前が頭に入りにくかったりで最初は少し読みにくいという印象があったが…

影踏み/横山秀夫

短編連作ミステリ。 家に忍び込んで物を盗むプロの泥棒「ノビ師」が主人公。過去に亡くなった双子の弟が頭の中に同居しているという少し異色な設定で面白い。影踏み (祥伝社文庫)作者:横山秀夫祥伝社Amazon

作曲をしたい人の本/久米大作

作曲をしたい人の本 CD付作者:久米 大作成美堂出版Amazonタイトル的に私にピッタリなのと久米大作なら読む価値ありそうと思って手に取った。楽典のような小難しい情報の羅列という感じではなくだいぶ読みやすく努力してある印象。付属のCDで例譜の音も確認で…

遠い山なみの光/カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロの作品を読むのは「日の名残り」「私を離さないで」に続いて3冊目。 今回の作品は正直よくわからなかったな。かみ合わないいらいらする会話が多くあって読み進めること自体が苦痛だった印象。現在の価値観と違うところを浮き彫りにする狙い…

桜の下で、もういちど/飯田雪子

たまには恋愛小説でも読んでみるか、と何げなく手に取った本。 恋人の陽太は大学受験に合格、それに反して受験失敗してしまった主人公咲奈(えみな)の浪人1年間を描いている。素直な心の動きが表現されていて爽やかに読める。桜の下で、もういちど (ハルキ文…

未来/湊かなえ

父を亡くしたばかりの10歳の少女・章子のもとに、30歳の自分が書いた未来からの手紙が届く、という印象的な幕開け。 登場人物の独白や手紙という形で一人の目線での記述が複数組み合わさることで真実があらわになっていくという湊かなえらしい手法が相変わら…

私を離さないで/カズオ・イシグロ

「日の名残り」を読んだのはもうだいぶ以前だがとても面白かったので読もうと思っていたカズオ・イシグロの作品。 話題になっていた当時にちょっとネタバレを踏んでいたため、まだ状況が明かされない前半部分については感じ方が随分違っただろうなと思うがそ…

雀蜂/貴志祐介

久しぶりに貴志祐介の作品を読んだ。 蜂アレルギーを持つ主人公が閉ざされた山荘で蜂に襲われるように仕組まれた事件。 おどろおどろしい連続殺人事件というような話ではないのだが貴志祐介らしくスリリングな展開でなかなか読まされる。雀蜂 (角川ホラー文…

九杯目には早すぎる/蒼井上鷹

ミステリ短編集。気楽に読めてそれなりに楽しい。 微妙に意味が分からないものもあったがそれは私の理解力のせいか。 ちなみにタイトルはミステリの古典「九マイルは遠すぎる」へのトリビュート。 大松鮨の奇妙な客 においます? 私はこうしてデビューした …

クトゥルー13/オーガスト・ダーレス他

青心社のクトゥルー暗黒神話体系シリーズ>、一気に読んでしまうのもったいなくてちみちみ読んでいたのだが、プレミア価格のため未入手の12巻を除いて足掛け4年でついに最終巻13巻を読了。 本家ラヴクラフトだけでなく神話体系を形作っていった様々な作家の多…

私は忘れない/有吉佐和子

有吉佐和子作品は唯一「開幕ベルは華やかに」しか読んでいないのだがこれがとても面白かった。ということで他作品も読んでみようと思って手に取ったのがこれ。 「開幕ベルは華やかに」は、一見華やかに見える舞台の裏の生々しい人間模様と、上演と同時に進行…

最終人類/ザック・ジョーダン

さまざまな種族の生命体がインプラントされた装置で相互にコミュニケートすることで平和に共存・繁栄するネットワーク宇宙において、その邪悪さから加盟が許されず排除・滅ぼされた唯一の種族が「人類」という超未来の銀河社会。他の種族にたまたま保護され…

サファイア/湊かなえ

宝石の名前がタイトルになっている短編集。 湊かなえらしくとても面白く読んだ。サファイア (ハルキ文庫)作者:湊かなえ角川春樹事務所Amazon

異能機関/スティーヴン・キング

久しぶりに読んだキングの新作。 王道の超能力者もの。ハラハラドキドキで一気読み。 超絶のリアリティ、青春、勇気。 傑作。 ちなみに原題は「The Institute」でとてもシンプル。異能機関 上 (文春e-book)作者:スティーヴン・キング文藝春秋Amazon異能機関 …

アキラとあきら/池井戸潤

池井戸潤の本で今までハズレはなかったが今回もとても面白くて一気読み。 境遇の全く異なる2人の「あきら」がバンカーとして活躍する。超優秀なライバル同士の戦いと友情が展開される読み応えのある青春ストーリー。きっといつか読み返したくなる本。 どうで…

砂糖の空から落ちてきた少女/ショーニン・マグワイア

「不思議の国の少女たち」3部作の第3作。 この作品は第1作からの続きになっているので1作目を読む必要あり。 読み始めたときにあらこんな展開で3冊目が始まるとはと驚かされた。 この世界観とキャラ達はもっと活かせそうなのにもったいな、と当初から思って…