ビジョナリー・カンパニー(2) 飛躍の法則/ジェームズ・C・コリンズ


経営学のおべんきょう。
膨大なデータを収集・分析した上での様々な考察が鋭い視点で分かりやすく論述されていて読み物としても面白く短期間で読了。
ドラッカーは読む人を鼓舞し勇気づけるような「名著」という印象があるのに対して、コリンズのこのシリーズは良くできた「名論文」と感じる。
原題「GOOD TO GREAT」が主題を簡潔に表現しており単なる「優良企業」から脱却し誰もが認める「偉大な企業」になるために必要なことを前作より一歩進めて再構築している。
第五水準のリーダーシップと針鼠の概念、ストックデールの逆説、弾み車効果など、キーワードだけ表面的に把握するのではなく、たまに読み返して理解を常に深めておきたい気持ちにさせられる。