2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ようやく読んだ。 小学生か中学生の頃に何気なく手に取って初めて読んだ萩尾望都の漫画化作品。非常に強く惹きつけられた。いつか光瀬龍の原作を読まなくてはと思いつつ今の今まで読めなかったのは萩尾望都の漫画が素晴らしすぎて原作を読んだら実はそうでも…
久しぶりに乙一作品を読む。人々が次々と目を破裂させて死んでいくという怪談。 タイトルからは東北地方で信仰されるオシラサマが想起されるよね。あれも実はかなり怖い。脱線。小説 シライサン (角川文庫)作者:乙 一KADOKAWAAmazon
私の心のすす払い行事としてなくてはならない錦糸町河内音頭の大盆踊り大会。今年が40周年記念の年にあたるとのこと。コロナ禍のため事前予約制500人限定参加、生演奏なしで事前収録したものを舞台上のスクリーンに投影するという苦肉の形ではあったが開催さ…
96歳で亡くなったイギリスのウィンザー朝第4代女王であるエリザベス2世女王の国葬。 イギリス王室に深い思い入れがあったというわけではないが大きな歴史の変換点であることに間違いはないだろう。 人が変わると時代が動く。負の方向へ行かないで欲しいと切…
映画のタイトルとして初めて知ってその言葉のインパクトが強すぎて却ってなんとなく手を出しそびれていた作品。 膵臓の病気で余命わずかな少女と偶然それを知ってしまった同級生の「僕」。二人の交流とストーリー展開は想像通り涙腺を刺激されてしまうし生き…
夏への扉〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)作者:ロバート A ハインライン早川書房Amazon言わずと知れた名作SF。福島正実版の(新版)が出たというので超久しぶりに読み返した。翻訳者の福島正実は1976年に亡くなっているから、誤訳や表現をある程度修正したというこ…
ちょっと怖いダークファンタジーかな、くらいで読み始めた辻村深月のこの本。近年読んだ本の中で一二を争う怖さだった。タイトルの闇祓は「やみはらい」ではなく「やみはら」と読ませる。人の心の機微を操作し破滅に導く不気味な存在の話。まじこわ。闇祓【…
明日は台風が来るという三連休初日の土曜日、以前も行ったことがある高級イタリアンで豪華ランチをご馳走になる。 おいしい料理にほくほく笑顔。 ごちそうさまでした!!
池井戸潤お得意の銀行をテーマとしたミステリ短編集。面白さは衰えない。 「金庫室の死体」 「現金その場かぎり」 「口座 相違」 「銀行狐」 「ローンカウンター」 銀行狐 (講談社文庫)作者:池井戸潤講談社Amazon
小学校低学年の時に仲が良かった2歳上の姉が失踪し、2年後に帰ってきたが本当に本人なのか違和感を感じ続ける妹の話。相変わらずの湊かなえの苦い作風とスリリングな展開で一気に読まされてしまう。豆の上で眠る(新潮文庫)作者:湊かなえ新潮社Amazon
じわじわじわーっとこころが冷えて怖さが精神の奥底に染みていく小野不由美の怖い話。文芸の域に達している。次が出るのを楽しみに待ちたい。営繕かるかや怪異譚 その弐 (角川文庫)作者:小野 不由美KADOKAWAAmazon
ウィーン留学中の若手ギタリスト大沢美月によるギター弾き比べコンサート。 無料イベントなので小品を数曲弾く程度だと思っていたら大曲も交えた本格的な内容だった。 3本のギターを使って約1時間、6曲プラス、アンコール1曲演奏。 みな素晴らしい演奏だった…
タイトルどおり宇宙生命をテーマに編まれた短編集。みな興味深く読んだが心に残ったのは「妖精の棲む樹」と「黒い破壊者」かな。 狩人よ、故郷に帰れ/リチャード・マッケナ おじいちゃん/ジェイムズ・H・シュミッツ キリエ/ポール・アンダーソン 妖精の棲…