ビジョナリー・カンパニー(1) 時代を超える生存の原則/ジェームズ・C・コリンズ

経営学のお勉強。
タイトルの「ビジョナリー」は「先見性」や「未来志向」を意味している。
以前読んだドラッカーの解説本の中で関連書籍として強くおススメされていたのが「ビジョナリー・カンパニー(2)」であり、いきなり(2)を読むよりは最初から読みたいなという事で読んでみた。
様々な分野の企業について、業界の中で尊敬を集める「偉大な企業」と、偉大になり切れない「優良企業」について、膨大な調査情報から比較整理し企業のあるべき姿を考察している。偉大と言われる企業のこうあるべきと一般に言われる「神話」に対して分析結果としての「現実」が提示されていたり、ビジョナリーカンパニー生存の法則がまとめられていたりとても興味深い。「決して満足せず」常に「社運を賭けた大胆な目標」をたてて達成に向かって努力する、と言った部分が特に印象に残った。
論拠としている分析データも参考資料として付されていて納得感があるし読み応えがあった。