死せる者の書/タニス・リー

待っていました!遂にでた。タニス・リーのパラディスの秘録シリーズ!以前、角川ホラー文庫から2冊翻訳が出てそれっきりになっていた。私はこの2冊が大好きで今回残りそ2冊が出たと知って狂喜乱舞。
一気に読んでしまうのが勿体ないのでちみちみと大切に読んだ。さすがタニス・リーだ。怪しい暗闇の世界に引き込まれてしまった。ただ、浅羽莢子さんに翻訳してもらえたらなあ、と言ってもしょうがないのだがやっぱりそう思ってしまったりする。1、2冊目のあのリズム感は浅羽さんのセンスな気がする。同じほど好みかと聞かれるとちょっと微妙。いずれ1、2冊目も新訳で刊行される様だが読み比べちゃうだろうな、きっと。
ともあれ、物語を紡ぐ、という言葉が一番似合う作家。それがタニス・リー。大好きな作家だ。