「影の棲む城/ロイス・マクマスター・ビジョルド」

待ってました!「チャリオンの影」に続く<五神教シリーズ>第2弾。
「チャリオンの影」で活躍したキャラ陣はこの作品では直接出てこないが、今回の登場人物たちにもまた存在感があって非常によろしい。ビジョルドのファンタジーワールドを充分堪能できた。


まだSF作品は2冊しか読んでないからなんとも言えないが、ビジョルドはファンタジー作品の方が向いているのでは?文章、物語的に完成度が高いと思うのだった。


ところで、原題「Paladin of Souls」を直訳しなかったのはどうでしょね。私としては、作者の意図を汲むためにはできるだけ原題を(もちろん微妙なニュアンスも含め)日本語訳したものにして欲しいというのが基本的な考えなのだが、この作品について言えば、(賛否両論あるのだろうが)これはこれで結構ありな感じ。邦訳って難しい。。。


今回も上下巻で表紙にメインキャラ男女が登場。上巻の表紙、主役のイスタも良いが、下巻のアリーズ(だよね?)の絵がかっちょ良い。カバーイラストは、、、ふむふむ、浅田隆。どんな人か調べてみよう。

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)