イーヨ with 内橋和久 @下北沢lete

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いつものleteより30分早い20:00開演。到着したのは19:30すぎだったが良い席に陣取ることができた。場所確保してから写真撮影。上の写真は久しぶりにAngenieux 75mm F2.5で撮影。最近通勤途中の川に出現するカワセミ激写用に持ち歩いている望遠レンズなのでちょっと無理があった。lete入り口から道路渡った方まで離れてようやくこのアングル。F2.5だと夜は暗くてブレブレ。ピントも合ってない。。。撮影していたらちょうどイーヨさんと内橋さんleteに戻ってきた。


本日のイーヨwith内橋和久も安定のハイクオリティ。
上は前面に黄色いぐるぐる太陽のような模様の入ったインパクトのある黒ニットに、下はダークグレーにぽちぽちスワロフスキーっぽいラインストーンのついたガウチョパンツ?姿で登場。いつものように座ってインプロ、立って定型の歌ものを淡々と歌い進めた。開始時間を早めて後ろを気にする必要が少ないせいなのか、インプロはいつもに比べて心なしか長めでゆったりだったか。ボーカルマイクのリバーブが強めにかかった感じで、イーヨの透明感のある声が空間を長く揺らして広がって綺麗に消えていく。宇宙的天国的残響空間。
歌ものは定番のみだったが内橋和久の変幻自在のバックアップもあって常に新鮮さを感じる。イーヨの歌い方も以前よりやや音数を減らしてシンプルになっていたりと徐々に進化している。
イーヨの歌には手に届きそうで届かなかった何か大切なものへの切ない感情、郷愁、哀愁みたいなものを想起させられる。二部冒頭の唯一日本語歌詞の「スピ」の世界観もそうだ。理解できる言語の歌詞なのでわかりやすい。いつか他の曲の日本語セルフカバー版を聴いて見たいな。


ステージは二部構成。一部は約50分。二部はちょっと短めだったかな。最後の二曲「アウビイ」「クロードラパン」とアンコールの「スカボローフェア」に久しぶりに中原信雄がゲスト参加。狭いleteがさらにぎゅうぎゅうとなりイーヨさんがステージ前方客席ギリギリまで出てきて歌い、途中は客席に乱入して左右に座っていた人にマイク突き付けたりと久しぶりにちょっと暴れて笑う。
中原信雄のベースは久しぶりだが良かった。最初は手探りっぽく音を探してシンプルだったが徐々にリズムを複雑に展開していき音の屋台骨をしっかり支えていた。内橋和久のギターもベースがいるとその役割を任せ、リードギターとしてさらに自由に情熱的な演奏。二者が相まって心動かされる音楽を醸していた。素晴らしい。


演奏後、珍しくイーヨさん中原さんがlete出口に居たので久しぶりにちょっと言葉を交わさせて頂いた。嬉しい。前々回から温めていたライブお知らせ連絡の件お願いできたので良かった。これでライブ情報見逃さずに済むはず。次がまた楽しみだ。

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