イーヨ・イディオット「トランシェント・イーヨ vol.2」@吉祥寺Manda-La2

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lete以外でワンマンは初めてではなかろうか。これは行かないと後悔しそう、と思って別予定を蹴ってManda-La2へ。会場入ってみたら、あらビックリ。通常客席になっている部分に出演者が円陣を組むようなセッティング。それを取り囲むように客席が配されていた。イメージ的には新宿PIT-INNの外山・大儀見や外山・内橋デュオのセッティング。普通に考えると、即興性の高いセッションでは相手を見やすいというメリットがあるのだろう。今回のイーヨのライブもそういう観点があるのかもしれないけど、これは単にイーヨ嬢が、演奏してる人達を見たい、ということで決まったような気がするぞ??
ライブは前後半の二部構成。一部はイーヨ+1〜2名での演奏。新機軸。遅れていったので最初の方は分からないが、ほぼ新曲だったかな。新曲が一気に出てきたのは驚き。ワンマンで時間に余裕があるということでかなり実験的なステージ。新鮮だった。
第二部は全員でいつものイディオットの曲を演奏。ブランはイーヨの「ブラン、みんなでやって」の一言で急遽ボーカルなしの完全インストになったが、さすが手練な演奏陣、最初からそのつもりだったのではないかというくらい美しくまとめた。内橋氏のギターすばらし。その間イーヨ嬢は客席で幸せそうに演奏に聴き入っていた。おーい、それで良いのか(笑)。
ぐーすとぅぐーす、最近すっかり定番。ギター弾き語りラインナップの1曲だが、これ可愛い曲だよね、最初から気に入っている。二部でもやって、最後アンコールでは内橋氏のギターを借りて弾き語り、たまにコード忘れて間があったりするのもご愛嬌で楽しかった。
時間がたっぷりなうえ、ステージ構成が通常と異なったせいなのか、奏者にも客席にも不思議な緊張感、集中感があって、非常に印象的なライブだった。逃さずに済んで良かった。行って悔いなし。