平面化

職場にて社内打ち合わせのため小さな会議室に人が集まりそろそろ始まるかという頃合い。私の向かいに座った営業担当の女性(Xさん)が私を見つつ、突然お蝶夫人のごとく口に手の甲を当てて上品に「ほほほほー」と高笑いしつつ言った。
Xさん:

「◯◯さん(←私のこと)、ほんとに壁が透けて見えるようで」

私: 

「ななな、なんですか急に」

Xさん:

「いえ、◯◯さん会うたびにどんどん体が薄くなって行くようで、ほんと、後ろの壁見えちゃうわよ大丈夫?」

私: 

「。。。」



いくらなんでもそんなぺらぺらに薄くならんぞ。
私はどうも他者から適用される表現がなんかおかしい気がする。入社当時に先輩には「背が長いね」と言われ、それは言いえて妙、という絶賛をもって周囲の人間に受け入れられた。今回の件で私は「体が薄くて背が長い人」ということになったのか。