萩尾望都原画展@西武池袋本店 別館2階 西武ギャラリー

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会社帰りにダッシュして観に行く。
観に行ってよかった。萩尾望都やっぱ良い。
人生で初めて読んだ萩尾望都作品は「百億の昼と千億の夜」、まあこれは原作は光瀬龍の小説なので萩尾望都オリジナル作品ではないわけだけど、小学生くらいに田舎の傾いて潰れかけた書庫にひっそり積んであった従兄弟の蔵書を読んだ時に感じたインパクトは強烈で、きっと一生忘れられない。
その後、兄やら姉が読んでいたSFマガジンに連載されていた「銀の三角」を数回だけ何気なく読んだ。その時はピンとこなかったがその後通しで読んで、また頭をガツンとやられた。そしてその頃になってようやく両作品を書いた人が同じ人だということに気付いたのだった。。。うーむ、だいぶ気付くのが遅いぞ。
どちらかというと萩尾望都のSF作品が好き。マージナルやらスター・レッドやX+Y、バルバラ異界。。。まだまだあるぞ。
ということでこの原画展、萩尾望都40年の創作活動の初期から現在に至るまで幅広く網羅して展示しており、漫画の原画、表紙のカットなど結構な量を観ることが出来る。個人的にはやっぱり思い入れのある銀の三角や百千関連の展示の前に長く佇んでしまった。銀の三角のラグトーリンと楽師のカット、いいなー。欲しい。あと阿修羅王も。。。いや、原画ってほんと細かく書き込んであるんだなぁ。楽師の表紙用のカットなんて、肉眼で見るのも大変なくらい繊細に書き込んであって、文庫サイズの印刷じゃそこまで全然伝わらないもの。
すばらし。泣けた。お金持ちになったらこういうの家に飾りたいと思ったよ。