PoPoyans「森へのみち」クリスマスライヴ@渋谷B.Y.G

PoPoyans、2009年のラストライブ。一夜限定PoPoyansクリスマスCDのおまけ付き。ワンマンなので時間たっぷり2部構成のステージ。
クリスマスイブ・イブということでステージ上は秘かに謎のクリスマス飾りつけ。ステージの縁にちょっと電飾、正面cheruさん足元に白い木の置物、吉田氏後方のピアノの上にトナカイの置物。MCで言われなければほぼ気が付かなかったと思うなんとも控えめな主張(笑)。ステージ中央には机を置いていつものグロッケン(多分、アウリスのクロマティック20音)、ただし珍しくcheruが叩く曲があって2台向かい合わせにセット、nonchanの足元にはハンドベル(手で持って振らなくても柄を押せば鳴るようになっていて、nonchanは足で踏んで演奏したり)が10個くらい置かれていた。
いつもに比べてnonchanのMCがちょっと元気ないのが気になったが、逆に後半cheruハイテンション。cheruは浜田真理子の大ファンだそうで22日、23日の東京ライブのチケットを購入していたのだが、23日はこの自分のライブのため「ちーん(合掌)」という感じで行けなかったことを非常に残念がっていた。ブログの言葉を引用したりもしていて、本当に好きなんだなぁ、ということが伝わってきた。
ライブは相変わらず高いレベル。今年これで5回(通算11回?)ライブに来ているのでわたしにとって曲は殆どおなじみだが、クリスマスのうた1曲(たぶんPoPoyansオリジナル)と「きらきら星」のアレンジ曲のカバーがあって、クリスマス気分が高まる。それからアンコール最後の1曲はタイトル未定のできたてほやほや新曲で新鮮だった。
吉田悠樹はサポートメンバとして今年ほとんどのライブに参加していたと思うが、PoPoyansとの相性はばっちりでハマりすぎ。音楽的にもキャラ的にも最高のサポートだった。nonchanブログによるとこのライブで吉田のサポートは一区切りとのことだが非常に残念。そういう意味でもこの2009年ラストのライブ、観ることができて良かった。


ただ、やっぱり書かないわけには行かない。苦言を一つ。カメラマンのせいで非常に興がそがれた。
B.Y.Gは関係者以外の写真撮影や録画をきっちり注意してくれるので安心していたのだが、今回はオフィシャルのカメラマンが2階最右一番前(ある意味一番良い位置)にライブ開始直前に人を掻き分けて陣取った。それまでそこに人が来るとは思わなかったその後ろ側にいた数人は急にステージが見えにくくなってしまったし、静かな曲の演奏中でもお構いなしでシャッター音が響き渡るしでがっかりした。カメラマンの人はそれが仕事なので悪いと思っていないのかもしれないが、音楽を聴きにきた客の立場を考えてほしい。音がしない機種で撮影するとか、何か工夫できないものなの?あと撮影するならもっと早くその位置にスタンバイすべきでは?
こういうことが続いたら私はPoPoyansのライブにはもう行けなくなってしまう。ステージが繊細で美しい分、それが壊されるのを見るのは悲しすぎる。