小川美潮TOTONOTTA @高円寺JIROKICHI

f:id:heg:20170801185553j:plain



超豪華メンツのTOTONOTTA。これは是非一度聞きに行かなくてはと思っていた。いつも横浜あたりでライブをしていて、今回初の東京でのライブとのこと。非常に楽しみにして行ったのだが、期待どおりの素晴らしい演奏だった。


演奏前の楽屋からは時たま笑い声が聞こえてきてリラックスしたムードが伝わってくる。いつも通りって感じか。
小川美潮はミニーちゃんTシャツに若草色の引っ掛け姿で登場。
TOTONOTTAは小川美潮のバックバンドというわけではなく、メンバーがそれぞれ色々な形で曲づくりにも参加し、時にはコーラス参加するなど一つのバンドとしてしっかり活動している印象を受けた。最初の曲は今堀がコーラス参加(今堀コーラスは唯一)。外山明リードボーカルのアフリカンな感じの曲もあったり。小川美潮の持ち歌としてはピクニック、デンキ、アンコールでやった、はじめて、など。しっかし、このメンツなのでフリーキーな曲、変拍子バリバリの曲など変化に富んで非常に面白い。特によかったのは「船に乗る」。疾走感あってめっちゃかっこよかった。
とにかくこのメンツ、凄すぎる。今堀のギターは歌のバックになるとだいぶ控えめになるけどTOTONOTTAでは結構弾きまくっていてTipographicaを彷彿とさせる。メッケンのベースはソフトで繊細な指さばきで骨太にがっしり曲を支える。外山明は死んだような目をしてどこか高いところに行っちゃってるのにバシバシといろんな方向から複雑に崩した絶妙なリズムを叩き出す。Ma*Toは淡々とそれらの表面をキーボードで撫でていく。そんな感じ。
MCはいつもの美潮節全開。名古屋で死んじゃいけない話。骨壷が小さくて入らない骨は捨てられちゃう、とか。小川美潮はメンバと仲良くなると喋り方が当たりが強くなる話。この中ではMa*Toが一番付き合い長いのであたりも強い、とか。
面白かった。
このライブまた行きたい。ストマンばかりでなく東京でももっとライブしてください!