小川美潮 4to3band @青山 月見ル君想フ

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久しぶりに月見ル君想フに行った。記憶にあるより店内はこじんまりしていたがステージ上の月は記憶に違わず巨大で印象的。休憩時間中にはミラーボールの光が散る桜の花びらのように月の周囲を舞って幻想的な雰囲気。ロマンティックで好きな箱だ。ラムコークを飲みながらドキドキと開演を待った。


今回の小川美潮ライブは「4to3band」ということでEPIC SONY時代のソロアルバム「4to3」「ウレシイノモト」「檸檬の月」からの選曲を中心とした構成。とはいえ単なる懐メロにならず最近の曲も存在感を持って入れ込んでくるところが素晴らしい。演奏メンバーは現在考えられるほぼ最高と言って良い。板倉文が活動自粛している現在、ギターに今堀恒雄は考えられるベストだろう。メッケン、ホアチョのリズム隊が揃っているのも超ウレシい。グリコのドラムは今まであまり印象に残っていないが今回は確実に丁寧なドラミングで好印象。近藤達郎とMa*Toは淡々とキーボードで確実にバックアップしていた。


オープニングは「4to3」「picnic」、それから「走れ自転車やろうかと思っていたんだけど急遽変えた」とのことで「charming」。春らしい明るく清々しい曲で嬉しくなる。続いて「ふたつのドア」。小川美潮にしては珍しい"不倫"のうた。でも良い曲。声の調子は普通だけど小川美潮にしては珍しく歌詞忘れがちょこちょこと。普段だったらうまくごまかすのも味のうちなのだがどうにも誤魔化しきれないレベル。珍しいものを見た感じでそれはそれでまあ良しという感じ(笑)。
その次の曲は全く初めて聞いた曲。タイトル不明。おそらく最近の作品と思われる。それに続いたのもタイトル不明。今堀恒雄の作曲だそう。
再びソロ時代から名曲「デンキ」、そして「Tall Noser」。これで前半終了。ここまで19:30〜20:30の約1時間。


短めな休憩の後に後半開始。「Shambhaline I」「はじめて」と傾向の違う名曲を続けた後に「ネオ」?。この曲もおそらく最近のものだと思われる。多分初めて聞いたのだがパワフルで非常に印象的だった。そして次は先日のはにわオールスターズでも演った「人と星の間」。演奏もボーカルも気合が入った素晴らしい演奏。今堀恒雄のギターソロも際立って良かった。そして「夜店の男」。三曲立て続けで演奏もボーカルも非常に迫力があって胸に迫る感じ。そして極め付けの静かな名曲「窓」。そして最後は比較的最近の近藤達郎の曲。これ、タイトル不明だが最後に演奏するにふさわしいしっとりした良い曲。
そしてアンコール。チャクラの傑作アルバム「南洋でヨイショ」から名曲「まだ」。この歌大好き。曲も良いけど何と言っても歌詞が良い。泣けた。


後半は20:40から21:50。
怒涛の2時間だった。とにかく小川美潮さすがとしか言いようがない。演奏陣の素晴らしさと表現力豊かなボーカルの見事な融合。特に後半は圧倒的。素晴らしかった。頑張って聴きに行って良かった。


不完全なセットリスト(誰か正解教えて)。

  • 4to3
  • picnic
  • charming
  • ふたつのドア
  • (不明)
  • (今堀恒雄の曲)
  • デンキ
  • Tall Noser

(休憩)

  • Shambhaline I
  • はじめて
  • ネオ
  • 人と星の間
  • 夜店の男
  • (近藤達郎の曲)
  • まだ

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