小石川植物園

インドへ行く前に古馴染の歯医者に7年ぶりに行った。私が生まれた時から親が連れて行っていたというのだから、親族ではない人では私にとって一番長いお付き合いの人だ。前回虫歯を治してもらったとき、ここ虫歯なりかけなので1,2年後に来なさいといわれて数倍経ってしまった。何となく最近違和感があったので、インドで痛んだら最悪、と思って駆け込みで見てもらったら、急に腫れたりするような状態のものはない、と言われ海外出張は安心して出かけたのだが、帰国後、上下左右の奥歯4箇所直しましょうと言うことになっていた。今日はその治療第一弾。1本治療の予定だったが、削ってみたら両隣の歯にレントゲンに写っていない虫歯があり、結局そこだけで3本治療対象になってしまった。1時間枠とって貰っていたのだが全部直しきれず。2本半治してもらってあとまた来週。
帰り際に先生曰く「僕もいつポックリ行くか分からないからね。。。」
そんな弱気なこと言わないでください〜。


この歯医者があるのはすなわち私が生まれた頃住んでいた街であり、治療に来るたび郷愁の念におそわれる。とはいえ居たのは幼稚園の途中までなので具体的記憶は少ない。目に入る景色から何か思い出さないかなぁと思ってきょろきょろしながら歩き回る。今回は麻酔で痺れた頬を引き攣らせながら、小石川植物園内を散歩してみた。今時入園料が330円。中は人があまり居なくて都心とは思えないほどの静けさ。広くはないが左右に細長く、高低差もあるのでちょっとした登山気分だった。静かに物思いにふけるには絶好の場所。そういうことが好きなヒトにはお勧めだ。ただしきっと桜の季節や、その他園内の花が開く季節は混むのかも。今日は花はムクゲくらいかな、ちらほら咲いていたのは。

 
これは行く途中の道。「播磨坂さくら並木」

 
小石川植物園の入り口。チケットは向かいの煙草屋さんで買う。

 
ムクゲが咲いてる。

 
ひっそりした池と、池のほとりで奇怪な根を生やしたラクウショウ。

 
日本庭園。向こうに赤く見えるのが旧東京医学校本館(重文)

  
  
いろんな顔の木が生えてる。


上の広場。家族連れなどがゆったりとくつろぐ。
ちいさいころここで遊んだのではないかと思われる。

 
ギンロバイ


これは植物園の近くの道端に立っていた碑。