ガムラン5回目

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今回は楽器の写真を撮ってきました。そのうち一枚をご紹介。この楽器はトロンポン。幅が広いけれど一人で叩きます。叩くのはスリコギにタコ糸を巻きつけたようなもの。小さな龍が何匹もニョっと顔を突き出していて可愛いでしょう。


このトロンポンが活躍する2曲目、"Sinom Ladrang"を最後まで通すのが今回の課題です。メロディのトロンポンとガンサ類をメインに練習。ガンサ類の中でも楽譜にポロス(polos)とサンシ(sangsi)と書いてあるパートがこの曲で一番音数が多く、技術的には難しいところはないのですが覚えるのが大変です。ギターのアルペジオのように和音を分散して一定リズムを刻み、トロンポンのメロディをサポートするようなイメージです。このpolosとsangsiは私が今名前を把握している楽器には該当する物がありません。練習ではカンティル等高音パートのガンサでこれを叩いています。講義の中の曲説明の時に言及があったのかもしれませんが忘れてしまいました。(配られた楽譜を眺めるのに夢中で説明が右から左へ抜けてしまったかも。すいません先生)。
私はカンティルに陣取りましたがなかなかやはり頭に入りません。回数をこなして何となく楽譜を見なくても叩けるようになってきた頃に時間切れ。しかも曲の最後までたどり着けませんでした。。。前回が曲の3分の1まで、今回が3分の2まで来たので次回は通せるでしょう。1曲目に練習したGiraはもうみんな大体頭に入っているので来週は1回合奏するくらいにしてこっちの曲だけ練習するようにした方が効率が良さそうです。
ところで、私はSinom Ladrangではクンダン(皮物のタイコ)が一番楽しそうなので、練習が始まる前に先生を捕まえてまずD,K,P,Tの叩き分けを訊いてみました。前回の日記で予想の奏法を書きましたがやっぱり違っていました。KとPは実は同じ音。一人ではなく二人(実際は複数人が2グループということかも)でKとPを分担して叩くのだそうです。いまクンダンは先生一人なのでKとPを微妙にタッチを変えて叩いているとのこと。
Dは前に書いたとおりでOK、すなわち左オープンのまま右手で中央部分を跳ねるように叩く。K,Pは右手オープンのまま左手で強くクローズで叩いてスラップ音を出す。TがGiraの時にちょっとだけ使った左手クローズで右手でヘリを叩く。
ということで私がクンダンに興味があるのが先生に伝わってしまったので、折角なので是非やりませんかと言われてしまいました。。。やりたいのはやまやまですがだいぶ複雑です。短い期間でこれ全部覚えられるでしょうか。曲の最初を教わったとおりに叩いてみようとしましたが音の違いがうまく出ません。暗譜して、その後音が思ったように出れば良いのですが。まぁなんにせよ暗譜して叩き方の動作のイメージトレーニングですね。先生にはちょっと時間をくださいやれそうだったらやります、と言っておきました。