百億の昼と千億の夜/光瀬龍

ようやく読んだ。
小学生か中学生の頃に何気なく手に取って初めて読んだ萩尾望都の漫画化作品。非常に強く惹きつけられた。いつか光瀬龍の原作を読まなくてはと思いつつ今の今まで読めなかったのは萩尾望都の漫画が素晴らしすぎて原作を読んだら実はそうでもなくてがっかりするのではという無意識的な恐れもあったのではと思う。
そんなことはなかった。
細かなエピソードの違いやキャラ設定の微妙な差はあれど、ストーリー全体を覆う世界観や雰囲気は漫画作品と何ら違和感なし。この世界とは、宇宙とは、生命とは何かという人類の普遍的な問いかけ。時間と空間の無限の広がり。永劫。この世界観を創造した光瀬龍恐るべしだしこれをここまで漫画という手段で表現しきった萩尾望都の力量も空恐ろしい。
百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)