東京五輪閉幕

オリンピック閉幕。
コロナ感染者が減らない中での開催には反対。強行されてその判断には非常に不満だったが、アスリート達が繰り広げる世界レベルの競技やドラマには素直に心動かされた。今回印象に残ったのは卓球。水谷隼伊藤美誠の混合ダブルスの金は素晴らしかったな。


個々の競技は良かったがオリンピック全体としてはやはり印象悪い。
建前ばかりで空疎な言い訳が飛び交い、権力者は言葉で体裁を繕い自分の都合を強行するだけ。民主主義ってこんなもんだっけ、という絶望感が大きな傷になって心に刻み込まれた。
日本は長らく平和だったがこういう傷が多くの人々に広がると、社会不安となっていつか反動が来る。日本や世界の変質を強く感じたという意味では印象深いイベントだった。


アシモフの傑作<ファウンデーション>シリーズの根幹には、<心理歴史学>というアイデアがあって、社会動向や人間の心理を様々なパラメタで表現・分析する事で未来を予測する事ができる。世界にはこの学問を確立した天才学者ハリ・セルダンのような人物の登場が必要かもしれない。