イーヨ with 今堀恒雄 @下北沢lete

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今回のイーヨは久しぶりにleteで今堀恒雄とのデュオ。小雨の降る寒い夜のライブ。この日は新宿ピットインで2010年1月17日に急逝した浅川マキのお別れ会が行われた日でもある。どのような想いがあったのか、珍しく日本語で(つまりイーヨ語ではなく)浅川マキの曲を3曲ほどカバー。その他のカバーや新曲もあって新鮮なステージだった。天気とはうらはらに、何かまた元気を貰った気持ち。

不完全なセットリスト。
第1部

  • ラーク
  • ルウ
  • アデル(新曲)
  • ロスタン?(新曲?)
  • ディオ
  • 少年 (浅川マキ)
  • それはスポットライトではない (浅川マキ)

第2部

  • Ponta de Areia (どこかの国の民謡?)
  • ラッカ
  • ミュウ
  • ポム
  • アウビィ
  • マイ・フェイバリット・シングス
  • クロードラパン(前回の新曲)

アンコール

  • ちっちゃな時から(浅川マキ)
  • シシリィボゥ

私の大好きなラークからスタート。もう最近はずっとオープニングはこれだね。相変わらず泣けるだ!
ルウ。ギター6弦にクリップのようなものを挟んでカリンバっぽい濁った音を混ぜる今堀氏。
新曲アベル(だかアデルだかバベルだかもうすっかりわかんない!)はちょっと速めの4拍子。舞曲っぽい軽快な感じ。
Ponta de Areiaはゆったりとしているけどなんか切ない、郷愁に満ちた旋律。是非次も聴きたいな。
マイ・フェイバリット・シングスは日暮里でおもむろにやった時は怪しかったけど(それもまた面白かったけど)、今回は出色の仕上がり。完全なイーヨ語歌と化した。
なんちゃらラパンはもちろん私が曲名を覚えていないだけ(あー、山口順さん是非ホームページにやった曲をアップしてくだされ)。この曲は今回2回目の演奏だと思うけど、やっぱり良いぞな。

浅川マキの曲の時、自分の歌と原曲のギャップを気にしてイーヨ曰く「今夜に限っては原曲知らない人が偉い!」。なら私は偉い人(笑)。確かに歌世界とはキャラ的に合っていない感じだけどそれはそれでその違和感が面白かった。浅川マキはいつか聴きに行ってみたいなと漠然と思っていたのだが叶わなくなってしまったなあ。

それにしても最後のシシリィボゥ、「誰か代りに歌いませんか」という荒っぽい客いぢりをするイーヨ。狭いleteでそういうことされと心臓ばくばくするじゃないか!せめて「一緒に歌いましょう」とかもうちょっと優しくしてください:-)
はい、私は逃れましたがお一人お客様が頑張ってました(拍手!)。しかし今堀氏の演奏をバックに歌えるなんてすんごい経験!