「論理哲学論考/ウィトゲンシュタイン著 野矢茂樹訳」

哲学全般に関してなんの前提知識も無くおもむろに手を出してみる。それでなんでいきなりウィトゲンシュタインなんじゃ、という嵐のようなツッコミはさらりとかわし、初読の感想を書いてみる。


何の前提知識もないので当たり前だが、よく分からん。
記述形式は面白い。パラグラフ単位に番号が付けられていて、その番号が階層構造になっているため、著者の考え方を想像する助けになる、気がする。
ただ、その番号の階層化が良く分からなかったりする。
1
1.1
1.11
1.12
1.13
1.2
1.21
2
までは分かるけど、次から
2.01
2.011
...
いうようにサブ番号に0が導入されている。どういう意図か分からないのでちょっと気持ち悪い。ま、いいか。
論理学や集合論の記号がちょこちょこ出てきて論理学っぽいようなそうでないような。
最後の数センテンスは(理解していないなりに)ちょっとこころに滲みた。

七 語りえぬものについては、沈黙せねばならない

論理哲学論考 (岩波文庫)

論理哲学論考 (岩波文庫)

うわー、なんて浅薄な感想なんでしょ。でも分かんないんだもん。