詩文集。前半に散文作品、後半に韻文作品という形で構成されている。
難解で壮大で何が面白いのか私のような凡人にはさっぱり分からない作品も多いボルヘスだけど、この作品はなかなか楽しく読めた。特に印象に残ったのは「ラグナレク」「月」「鳥類学的類推」「捕えられた男」など。
もともと散文詩ってあまり得意ではないのだが、この作品集では何となく散文詩の方が好きな感じ。
ボルヘスの詩作は実は初めて読むのだが面白かったので他の詩文集も期待。そのうち入手してこよう。
- 作者: J.L.ボルヘス,Jorge Luis Borges,鼓直
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/06/16
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (47件) を見る