- TALK
- LIVE ACT
- DJ
- ノーシーズ
寝不足でぐったり状態だったが行って良かった。
3バンドとも趣きは違うが印象的だった。
1番手が埋火(うずみび)。いいうた＋サイケデリック。激しいところと柔らかなところのバランスが良い。もうちょっと長く聴いてみたいと思った。つことでこれは音源購入しても良いなぁ。お、しかもP-Vineから出してる。。
いいうたな感じとボーカルのMCのほんわかとした喋り方の感じのせいか、なんとなくLOVE JOYが思い浮かんだ。音楽的にどうの、じゃなくてね。
セットリストをメンバーの志賀さんのblog(http://shigashi.blog.drecom.jp/)から無断引用。
1.サマーサウンズ
2.わたしのふね
3.と、おもった
4.Letter
5.うずみび
6.新曲
7.だから私と
2番手に相対性理論。
私が読んでるあちこちの音楽系ブログで「かなり良いぜ相対性理論」と評判なので、いくつか動画サイトを見て、あーー、なるほどこれはハマるわもしかして今世の中的に大ブレイク中だねさては？と勝手に思っていたので、正直相対性理論がトリだと信じてた。
暗いステージ上にやくしまるえつこがしずしずと登場し、ライトが明るくなって「LOVEずっきゅん」でスタート。相対性理論はまず歌詞が凄いと思っているのだが、実際に目の当たりにしてまず来たのはボーカルの存在感。なんじゃどこのアイドルかモデルが間違って出てきちゃった？みたいな容姿だが、このヒトの眼力すんげーよ。そしてこの声の鍛え方は並じゃない。萌え萌えの声とビジュアル、ポップなメロディに騙されてはいけない、良い子は耳を押さえて聴いてもいけない、音からは想像できないが本質的にはこれは何かを破壊する超パンクバンドなんだと思う。リスナーに愛想振りまくどころかMCなど一切なし、直立不動で最後まで歌いきったボーカル、すばらし。この眼力と身にまとったカリスマのオーラは、そうだPHEWだ。PHEW BANDとか、NOVO TONOの頃のPHEWって、本当に一言も喋らず、その歌と眼光でリスナーを刺してたよな。あんな感じ。まだ分からないけど、カルメン・マキや戸川純、椎名林檎みたいな「大物が出てきた感」がして心躍った。
ただ、バンドとして見たとき、ライブバンドとしてはまだこれからかなぁと思ったのも正直なところ。音響のせいかもしれないのだがまずボーカルとの音のバランスは今一だったような。というのは演奏の方が小さく控えめに感じた。この歌とバランスするには音量も必要だし、なによりもっと前に出る音じゃないと。何となく演奏することに懸命でそれぞれの楽器の音が有機的に結びついてない感じ？こんなこと書くとファンに怒られちゃうかなぁ。
このままだとアイドル追っかけ系の変なファンがついて変な売れ方しそうなのが心配だなぁ。アングラ界の歌姫として留まっていて欲しいと思っちゃうのは了見が狭いかのぅ。
さて、眠い頭で相対性理論のこと書いて、今、一夜あけて読み返したらちょっと大仰だったかなー。そのうち直すかも。
3番手、トリが渡邊琢磨×七尾旅人×外山明×cheru。
いよっ！待ってました。
COMBO PIANOを初めて見たのはイーヨとの対バンの時。七尾旅人もその時初見。下北440にて。めっちゃカッコ良くてまた行く気だったのだが結局そのままだった。その時の千住宗臣のドラムを見て外山明みたいっと衝撃を受けた。今回まずはその外山明と渡邊琢磨とのインプロ・セッションで幕開け。外山明を見つめる渡邊の真剣な表情が印象的。緊張感と即興のフレーズの絡み合いがたまらなく気持ち良い。その後七尾旅人が登場。この人についても前書いたかもしれないけど、すごいオリジナリティ。常人の範囲で括れない。そして妙にハイテンション。外山明が演奏中にも係わらず七尾旅人の言動で爆笑し、見ているこちらも大笑い。1、2曲この3人で演奏。その後、cheruがギター＆歌で参加。曲名分からないけど英語の曲を2曲。それからPoPoyansの「おとしもの」。めっちゃ手練で癖のある3人に混ざってcheruのとこだけほわんと清らかな空間。さすがにちょっと緊張気味で硬い感じがしたけど、この中にあって負けない色を投げかけていた。その後の七尾旅人の「私の赤ちゃん」ではcheruの「おぎゃぁ〜」voiceが楽しかった。この曲は聞き入っちゃった。おおきい歌だ。最後はcheruは引っ込んで3人で演奏。終わったのが23時過ぎだったかな。
渡邊琢磨は前回見たとき思ったのだが、「なんか見た目がイイ男すぎていけ好かない」(これ、奥方に言ったら大爆笑された)。でも今回みて「やっぱなんかいけ好かんが、音楽的には素晴らしいというしかない」と思った。ので、また聴きに行かせて頂きたいと思います。。。
いやー、とにかく満腹。良いイベントだったー。
