ガムラン4回目

1週休みが入って久しぶりな感じの第4回目。今回は楽器の写真を撮ってここにアップしようと思っていたのですが、泳ぎに夢中で出かけるのが遅くなってしまい撮り損ねてしまいました。。。なにせ全8回で2曲仕上げることになっており、1回2時間の練習時間はあっという間に終わってしまいます。楽器の出し入れは皆で一斉にやるので一人サボって写真撮っているわけにはいきません。次回早めに行って楽器出し直後くらいに撮ってこようと思います。
今回は前回までずっとやっていた曲の復習を半分くらい、新曲を半分くらいという時間配分で練習しました。
私が今回やったのはトロンポン、ゴング大小(小さい方はクンプール)、ジェゴーガン。トロンポンはレオンと同じような形の楽器ですが基本はソロ楽器。この曲は暫定的にレオンと同じように何人かで分担してレオンと同じパートを叩きます。毎回レオンかトロンポン叩いていますが全然ミュート方法が上達しません。講座の時間外で思う存分個人練習させてもらえるといいのに〜と思います。
新曲は先生によると比較的古い様式の曲だそうで、ゆったり荘厳な感じです。今回はとりあえず曲の半分くらいまでざっと練習してみた程度なので次回どのくらい完成度が上がるか楽しみです。

ところで新曲は先生が「本意ではないが」楽譜を作成して配ってくれました。もともと西洋音楽のような譜面を書く文化はなく、基本は「口伝」というか、「口しょうが」や実際の演奏を耳で聞いて覚えるものだそうです。楽譜を書いて配るのはあくまでも今回のこの講座の短い時間内である程度の到達点を目指すための措置でありこれが普通だと思ってはいけない、ということを強調されていました。他のWebなどを見てみても確かに楽譜のようなものはあまり見当たらないですし、師匠が演じてみせた短いフレーズを生徒が繰り返し再現するというやり取りの中で生まれる微妙な感覚が重要、というような記述も見掛けました。精神論も包含した奥が深そうな世界です。

私が書いたBarisの楽譜もそういう意味では邪道なわけです。。。
でも配ってもらった楽譜のおかげで、Barisの楽譜でおかしそうなところが(また)あることが分かったので直しました。(直したのはクンダンの音の記法です。Dとdを使っていましたがこのdは私が適当に書いたものでした。)
クンダン(皮ものタイコ)はBarisでは、ドン(右手で普通に叩く)、パ(左面を左手で押さえて右手で打つ)があり、ドンの合間は左手で軽く叩く、3つの音がありました。
新曲では譜面上D、K、P、T(デ、カ、パ、トゥ)の4種類の音があります。詳細な説明はないし先生の演奏をまだじっくりと見ることができていないので間違っているかもしれませんが予想も含めて以下に奏法を書いておきます。後でまた直すことになるかもしれません。

  • D (デ)

右打面中央を叩く。叩いた直後、右手は跳ねるように打面から離し(オープン)、ドーンという音が伸びるような音を出す。
左手は開放(オープン)。

  • K (カ・ク)

左打面を叩く。(オープン?クローズ?=クローズっぽい)
右手はオープン

  • P (パ)

左面を左手のひらで押さえ(クローズ)、右打面を叩く(オープン?クローズ?)。

  • T (トゥ)

右打面の縁付近を軽めに叩く(オープン)。
左手はオープン

この新曲で一番楽しそうなのはこのクンダンです。難しそうだけどこれやりたいです。
D・・KPKPD TKPDT・T・→「デェェカパクパデ、トゥカパデトゥトゥ」
という感じ。
口しょうがを文にするとなんか呪文のようで楽しいです。