最近の日本SF界で注目を集める著者。星雲賞を取った「第六大陸」を読む前にこっちの中編集を先に読んでしまいました。
タイトルになっている「老ヴォールの惑星」は純粋に面白かったです。「漂った男」もなかなか。その他2編も結構楽しい。寝る時間を削って読みました。敢えて何か言うとすれば。面白いしアイディアや展開も良いと思うのですが何と言うか通りが悪いというか「何か文章が若いなぁ」と思うところがごくたまに混ざっていて気になりました。これは単純な文章の好き嫌いなのかもしれないですが。なんにせよ他の作品を読むのが楽しみです。
老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/08/09
- メディア: 文庫
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