「金枝篇(一)/フレイザー著 永橋卓介訳」

数日前に読了。つ、辛かった。これは手にとって読み始めたのが数ヶ月前で、投げ出し、手に取り、また投げ出し、の繰り返しでした。近所の古本屋で五巻セットのまとめうりのものを買ったのであと4冊あります。有名な本なので面白いのだろうと思ったのですが。。。
確かに面白いことが書いてあるのですが、あまりに多くの事例がごった煮のように羅列してあり、だんだん飽きてきてしまいます。著者の分析や推論が書いてあってその事例、またそれを推し進めた話があってその事例、なら納得行くのですが。
これ、長年にわたり集められた膨大な事例を付けたし続けた集大成なので、しょうがないのかもしれないですが、もうちょっと要約できますよね。この五巻セット自体が要約本の訳というところがまた涙。元本を全部頭から最後まで読むのは苦行なのではなかろうか。
目次読むとすごーーくそそられます。この本は純粋に学術的思想で記述されたものですが、いろいろなファンタジー本のネタ帳になっているのはうなずけます。時間あるときまたこの本については書きましょう。2巻目読み終わるのはいつだ!?

金枝篇〈第1〉 (1951年) (岩波文庫)

金枝篇〈第1〉 (1951年) (岩波文庫)