山本采和ギターコンサート@駐日スペイン大使館

今夜は山本采和ギターコンサートを聴きにスペイン大使館へ。
これは「第40回スペインギター音楽コンクール(2022年)優勝&日本・スペイン友好賞記念」として開催されたもの。開催案内をぎりぎりに発見して慌てて申し込んだ。前回、神保町アンダンテのリサイタルがとても良かったので次の機会を逃さないようにと思っていたので聴きに行くことができて本当に良かった。
プログラムはアンダンテの時とほぼ同じだが、瑞々しく流麗な音楽はとても美しくて溜息がでるくらい。スペイン友好ということもあって曲はスペイン由来のもので、最後の羽衣伝説で日本物を。羽衣伝説は前回もそうだが圧巻としか言いようがない。息をつめて聴き入ってしまった。
次の機会も是非聴きに行きたい!


プログラム





写真は本人のX/Twitterで共有されているが、上品な美しい色合いの赤のドレス姿で登場。
(どうでもよいが私もスペインに敬意を払って赤いネクタイで聴きに行った 笑)

宮川春菜ギターコンサート@神保町 On a slow boat to ...


本日は神保町のカフェ On a slow boat to...にて宮川春菜のクラシックギターコンサート。この場所でのカフェコンサートは9月に続いて2回目。観客と演奏者の距離が近いカフェならではの和やかな雰囲気でとても楽しかった。


ピポーの「歌と踊り」の「踊り」は資生堂ホールでも演奏した小品だけど昔から私が好きな曲の一つ。
MCで今後演奏して欲しい曲は?という質問があったが、私としてはブローウェルの「ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏曲」を弾いて欲しいな。ハイパーロマンチシズムと前衛の良いバランスで勢いもあり彼女に合うと思うの。いかがでしょう?


※写真は本人から撮影許可があった最後の曲の時のもの。



最後のこれはコンサートには関係なく、帰り道の途中で撮った「山の上ホテル」。2024年2月に全館休業となるそう。いつ復活するのか、建物はすっかり変わってしまうのか等まだ不明。泊ったこともあるホテルでとても居心地がよかったので変わってしまうとしたらすこし残念な気持ち。

このたび、創業70周年を迎える山の上ホテルは、竣工から86年を迎える建物の老朽化への対応を検討するため、2024年2月13日より当面の間、休館する事となりました。

毎年恒例

参加し始めて10年目くらいのこのイベント。今年はコロナ禍以降久しぶりに現地で二日間、DNS DAYとIPミーティングに参加。場所は私は初めての東大の伊藤謝恩ホール。
毎年Internetの観点から技術や出来事を総括的に聞くことができて非常に楽しみにしている。今回も参加したすべてのセッション+ランチタイムセミナーがとても面白かった。特に印象的だったのはやはり昨今の地域レジストリの運営トラブルの話題。それからランチタイムセミナーの「「手のひらネットワーク機器」発売の裏側とその想い」が技術とは別の話だが熱のこもった内容でとても楽しかった。


今回は参加費が16,500円、ハンズオン1,000円という価格設定。自費参加者としては少し金額高いなあと思ってしまうがまあ仕方ないか。最近の物価上昇の激しさからしたら当然とも言える。


展示ブースも見て回りノベルティをいくつか頂いた。ありがとう。

Buffalo Daughter 30th Anniversary@渋谷CLUB QUATTRO



今夜はBuffalo Daughterの30周年記念ライブで渋谷クラブクアトロ
30年の節目という事で歴代ドラム4人と山本ムーグも参加。とても楽しかったし30年経っても新しいし唯一無二な音楽性すんげーな。今の形に生まれ変わった瞬間と私が勝手に思っている代々木チョコレートシティのライブの興奮を思い出した。


山本ムーグは開演前後のDJを主に担当。ステージには上がらなかったのが残念。最近お休みしているらしいが理由不明。代わりに?中央にいたメンバーの名前が今分からなくて書いていない(後で調べる。ごめんなさい)。
でも30年前から見ている私にとっては歴代ドラム勢ぞろいのオールスターライブで私にとっては30年の節目にふさわしい忘れ難いライブとなった。303LIVEはやらなかったねぇ。ちょっと残念。でもDaisyが始まったときはぐっと来た。これもかなり初期の曲だもんね。
終わった後のステージをじっと眺めて時間の経過をはるばると感じてしまった。


ちなみに、
遅れて会場に到着したので残念ながらオーストラリアのParty Dozenは聴き逃した。
tamanaramenは日本人姉妹二人組。音響とヴィジュアルが融合したアーティスティックで静かで不思議な空気感。


私は忘れない/有吉佐和子


有吉佐和子作品は唯一「開幕ベルは華やかに」しか読んでいないのだがこれがとても面白かった。ということで他作品も読んでみようと思って手に取ったのがこれ。
「開幕ベルは華やかに」は、一見華やかに見える舞台の裏の生々しい人間模様と、上演と同時に進行する殺人予告事件が相まってとてもスリリングだったが、この「私は忘れない」はミステリではなく、失意の新人女優がたまたま赴いた離島で自然との闘いや離島であるが故の様々な問題に直面することで自分を取り戻していく成長物語。有吉佐和子なだけに当時の離島問題をしっかり把握しそれを作品の中に織り込んだものと思われる。生活の不便さや離島故の閉塞的血縁関係など今は解消されていることが多いだろうがフィクションの中にもこういう時代の空気を表現したものはとても意味があることだと感じる。