綾辻行人の小説読むのは初めて。ホラー小説で面白いのが読みたいと思って引っかかってきた。綾辻行人と言ったら推理小説だと思っていたので正直どうかなあと期待半分くらいだったのだが非常に面白かった。文庫上下2冊でボリュームあるがほぼ一気に読了してしまった。
とある中学校のあるクラスだけで発生し続ける凄惨な連続死。26年前の不幸な事故をきっかけにそのクラスには死者が紛れ込み、知らない顔は居ないのに人数が一人多くなる現象が発生する。
という感じなのだが単にホラーというだけでなく、ミステリ的な謎解き要素も散りばめられ、さらには青春もの的要素も含まれている。ボリューム的にも内容的にも骨太で、スティーブン・キングの「イット」を彷彿とする印象を受けた。続編があるようなので是非読みたい。

- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (62件) を見る

- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (56件) を見る