「ULTIMATE MUZIK!」@月見ル君想フ

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一度聴いたら忘れられない、ロマンチックな名前のライブハウス「月見ル君想フ」。初めて行ったがなかなか良いとこじゃないですか。ステージ上の巨大な月はいい感じで、内装も洒落てる。2階からもステージが無理なくすっきりと観ることができる。全体的に清潔感、開放感があって気分が良かった。人が階段上り下りすると2階フロアがギシギシ揺れるのがちょっと不安だったけどね。。。あんまり憶えてないけど、今は無き「恵比寿みるく」みたいな感じ?ちょっと違うか?


この企画は良かった。
遅れて行ったので最初の日比谷カタンは最後の方ちょろっとしか聴けなかったがとにかくみんなそれぞれ独特の世界を構築。フライヤーにも書いてあったけど、このメンツが一同に会するというのがまず面白い。すごいお得な気分。そして気持ちよかったー。


日比谷カタン、初見。
ギターの弾き語りだが、ギターがなかなか超絶技巧。メロディも歌詞もかなり独特。MCもひょうひょうとしていて面白かった。


イーヨ with 石橋、外山。
石橋英子と組むのは初とのこと。石橋はキーボードとフルートで参加。イディオットの曲をなかなか凝ったアレンジでサポート。基本はシンプルに、徐々に崩した展開でまた元に戻るという優等生な印象をうけた。外山明はいつもどおりいい感じにかき混ぜ。前回のBASEMENT BARではハコの特性およびスピーカの位置関係で歌があまり届かず消化不良だったが、今日は逆に良く響いてきて嬉しくなる。ふわふわとした世界に浸りきった。


久土'N'茶谷。
2回目。前回のBASEMENT BARも最高だと思ったけど、今回の方が山本久人のテンションがさらに高くてますます最高!だった。「まさおの夢」は「幸福のすみか」に入ってる曲だったのね。持ってるのにここ数年聴いてないので忘れてた。あと、曲名がやっぱり出てこないが、MOSTかその他Phewの曲のカバーがあって、なんかジ〜ンとしてしまった。CD棚をひっくり返してみなきゃ、と思った瞬間。
近場でやるときはまた行きたいなぁ。


灰野敬二×ナスノミツル×石橋英子
灰野敬二は久しぶりに観る。でもめっちゃ好き。(隠れ灰野教信者)。
しかし灰野敬二は変わらない。56歳とは思えないハイトーンの美しいヴォイス、雄叫び、そして瞬間沸騰のギター、ぐぉー、かっちょえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
石橋英子がドラム、ナスノミツルがベースで、この2人がまたしっかり曲を支えておりナイスなセッションだった。久しぶりに我を忘れて身悶えた(笑)。スーツ姿で頭振ってるリーマンって傍から見ると珍妙なんだろうなぁ。でもじっとしていられないよ、ほんと。
興が乗らなかったのかアンコールが一瞬で終わってしまったのがちょい残念だったが、とにかく私の中で何かが浄化された。なんとなく見過ごしてきたけどサンヘドリン(灰野敬二吉田達也ナスノミツル)は行かないとイカンな。


脳内麻薬で酔いつつ帰ろうと階段登ろうとしてイーヨ嬢とすれ違う。ここ数年追っかけ状態なのでこちらの顔は何となく覚えてくれているらしい。私もイーヨ嬢にはだいぶお世話になっているし、これからもずっと活動して頂きたいと思っているので僭越ながら一声かけさせて頂いた。今まで対バンになった人間をどんどん巻き込んできたイディオットなので、灰野さんとやるのはどうでしょう?と言ったら、「いやぁ灰野さん音大きいですよね。。。」と困惑顔。ごもっともです。でも、私の脳内妄想では、結構行けそうな気がするんです。。。