「闇の戦い1 光の六つのしるし/スーザン・クーパー 浅羽莢子訳」

浅羽莢子が訳しているというだけでもう期待が高まってしまう、この気持ちが分かる人はある程度のファンタジー好きに違いない。
図書館の児童書コーナーに置いてあったものだが大人が充分楽しめる内容。イングランドを舞台に、時を超越して<光>と<闇>の勢力がぶつかり合うスケールの大きな話。作中に出てくる詩がまた良い雰囲気を醸している。気に入るかどうかは別として、指輪物語ゲド戦記好きは読んでみる価値あり。
あと3巻(つまり全4巻)だが実はこれに先立ち「コーンウォールの聖杯」という作品があるとのこと。つまり本来はこの「光の六つのしるし」はシリーズ第2作(で全5巻)と考えた方が良いらしい。あらら。でも読み始めてしまったので最後まで読んでしまおうと思っている。図書館にはこの「コーンウォールの聖杯」見当たらなかった気がする。なかったら悲しい。

闇の戦い〈1〉光の六つのしるし (fantasy classics―闇の戦い)

闇の戦い〈1〉光の六つのしるし (fantasy classics―闇の戦い)