バウスシアターでの上演最終回の前日でしかも曜日割引日だったこともあり(前2列目に陣取ったので後ろの方の空き具合は良く分かりませんが)ほぼ満席に近かったようです。
『シューティング・ギャラリー』は風刺を効かせたちょっと毒のある作品。短いけれど起承転結が良く考えられており結構好き。(Webやチラシではネタバレの作品紹介説明がしてあり、先に読んでしまった人はつまらなかったでしょう。その他の作品紹介でもネタバレや書きすぎと思われるものが多々あります。私は幸いにしてチラシを後で見ましたが、初めて観る人のことをもう少しちゃんと考えてもらいたいものです。)
ふしぎな庭シリーズは可愛い作品。最初の『動物が好きな男』で庭ができる経緯が分かります。登場する動物たちの動作、表情に思わず笑ってしまいました。これはアニメーション(平面)作品で、その他は人形アニメ作品。
- シュチェパーネク
- 『シューティング・ギャラリー』(69年/5分/カラー)
- 監督・美術・脚本:ミロスラフ・シュチェパーネク
- 音楽:イジー・コラファ
- 編集:イトカ・カヴァリエロヴァー
- 『シューティング・ギャラリー』(69年/5分/カラー)
- シュチェパーネク/ポヤル
[ふしぎな庭シリーズ]
- シュチェパーネク/ポヤル
ちなみに"シューティング・ギャラリー"って言葉、見るまでピンと来なかったけど見て分かりました。いわゆる"射的場"のことなんですね。棚に並んだ商品をコルク鉄砲で打ち落とすとその商品を貰える、という射的もありますが、これはそうじゃありません。壁面に小さな的があって何かの動作のスイッチになっているやつです。私は昔よく松坂屋の屋上のゲームコーナーに行って遊んだのですがこういうのありました。壁に等身大くらいのオニがこん棒を持って立っていて、額や腹の的めがけて撃つのです。うまく当たるとオニの目がピカピカ光ってこん棒や手足を振り回すという、ただそれだけなんですけど:-)
今時あんな"射的場"あるのかなぁ。。。