「順列都市/グレッグ・イーガン」

上下巻読了。ディアスポラを読んで非常に面白かったので、ちゃんとイーガンの作品を順番に読もうかなと。順列都市は現在絶版らしいですが、こういうのがちゃんとどこかに埋まっているのが我が家の特長です(^^;


順列都市ディアスポラと直接話しが繋がっているわけではないですが、やはり人間がコンピュータ内に人格をもった存在として生きる、というアイディアがベースになっています。ディアスポラは遠未来を扱っていますがこちらはそれよりは近い未来を想定しており、普通の肉体を持った人間社会に<コピー>と呼ばれるソフトウェア人格の存在が徐々に増えつつある、という状況から話が始まります。
ディアスポラがストーリーがある意味単純だったのに比べて、順列都市は話自体がちょっと複雑な展開を見せます。面白いです。イーガンすごい!

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)