武士道シックスティーン/誉田哲也

先日読んだ有川ひろのエッセイ集で言及されていてちょっと面白そうかなと思って手に取った。剣道に青春をかけてのめり込む2人の女子高生。スポコンの王道的設定だが、1人は子供の頃から剣道一筋のエリート、もう1人は日本舞踊を習っていたが事情で剣道を習い始めたばかりなのに素質があって、偶然このエリートと試合をする機会があって勝ってしまう、というところから話が始まる。パターンではあるがやっぱりわくわく引き込まれてしまう。単なる力の競い合いではなく、青春物語として精神的な成長がしっかり描かれていて良いバランス。
次作、武士道セブンティーンも是非読んでみたい。

武士道シックスティーン (文春文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)