- 夕食会/アルフォンソ・レイエス(メキシコ)
- 「流砂」より/オクタビオ・パス(メキシコ)
- チャック・モール/カルロス・フエンテス(メキシコ)
- 分身/フリオ・ラモン・リベイロ(ペルー)
- 遠い女/乗り合いバス/偏頭痛/キルケ/天国の門/フリオ・コルタサル(アルゼンチン)
- 未来の王について/アドルフォ・ビオイ=カサーレス(アルゼンチン)
- 航海者たち/マヌエル・ムヒカ=ライネス(アルゼンチン)
- 夢の変容、文学の変容/木村榮一
先入観を持ちたくない人は以下読まないで!
やっぱりコルタサルの短編は面白い。敢えて1編を挙げれば「乗り合いバス」が好き。
不条理な状況が特に説明されず不条理なまま終わるのにカタルシスを感じさせるこの終わり方はなんなんだろう。読者側の納得行かない感・物足りない感と、作品側の「全ては説明しきった」感がこの奇妙な味わいを醸すのか。