ギター練習

せっかく弦を張り替えたクラシックギターだがなかなか手につかない。今日ようやくすこし触ることができた。
とにかくまずすっかり忘れたギターを弾く感触を取り戻すために昔弾いていた曲を弾こうとするが簡単な小品も思い出せなかったり。ヘンツェのノクターンとかタレガのラグリマでさえ弾けないのは自分でも驚いてしまう。さっさと楽譜見ろという話でもあるんだが。

しかしやはり独学ではなくてこの辺で一度ちゃんとギター指導者に習いたいなあ。当たり前だが朴葵姫マスタークラスを「聴講」してもこういう初心者の具体的改善にはならないし。

自己満足で弾いてたから気にしていなかったけど、スマホで動画撮ってみると自分のギターの雑音の多さに驚愕する。運指の時の無駄な音が耳障りだしそもそも単純に1音弾いたときの音色がイケてないのがよくわかる。指の角度、爪の形や手入れ、アポヤンドとアルアイレの使い分け、右手の消音など、クラシックギター弾きの皆さんはちゃんと丁寧に極めていくから音が綺麗なんだとつくづく思うね。そういう意味では、2023年10月に神保町アンダンテで聴いた山本采和のコンサートで体感した瑞々しく美しい音の粒の流れは本当に衝撃的だったなあ。

自分にとってのギターを弾きたい!とか楽しい!と思って頑張ろうと思った機会はいくつかあって、なんとなく趣味を作りたくて弾き始めたときのサイモン&ガーファンクルアルペジオたのしーというところから、一人でこんな音出せるのすげーと衝撃だった高校の音楽の授業で聴いた「アルハンブラの想い出」、ダイナミックで思わず心がわくわくした村治佳織の「サンバースト」のトップランナー(教育テレビ)でのスタジオ演奏に続く、衝撃的マイルストーンが山本采和かもしれない。

がんばりましょう