死神の精度/伊坂幸太郎

死神が人間界にてこういうことしてるという着想は面白いと思うのだけど、ちょっと設定に納得いかない感じがちらほらで、いまひとつ没入できなかった。死神主観で書いてあるから粗が目立つように感じてしまうのかも。たまにしか人間界に来ないならもっともっと戸惑うことばかりのはずだし、もっとたくさん来ているなら逆にその辺の人間よりもよっぽど知識あってもよさそうだし。なんかアンバランス。まあその辺をちょっと目を瞑ればそれなりに面白い。かな。

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)