ツイン・ピークス クーパーは語る/スコット・フロスト

クーパー捜査官がいろいろな場面でレコーダーに語りかけるのは印象的で、語りかける相手が誰なのか最後まで明かされず、ツイン・ピークスの不可思議な味わいのひとつ。この本はそのレコーダーの中身という想定。正直、いまひとつ。内容も今ひとつだし、せっかく謎めいた世界を作っている要素である「クーパーが話しかけているダイアンとは誰か」に明確な設定を与えてしまい、視聴者があれこれ想像する余地を削ってしまう。これは読まなくて良いというのが率直な私の感想。

ツイン・ピークス クーパーは語る (扶桑社ミステリー)

ツイン・ピークス クーパーは語る (扶桑社ミステリー)