ジョイランド/スティーヴン・キング

久しぶりに読んだキング作品。スーパーナチュラルな味付けの青春小説。こういうの好き。もうだいたい表紙見ただけで、あ、オレこれ好み、って思ったもんね。遊園地に観覧車に写真を撮る女の子の表紙。そしてタイトル。ジョイランド、って何か暗示的というか黙示録的というか神秘的というか。良い響き。「IT」みたいな壮大さは無いけど面白かった。

死神の精度/伊坂幸太郎

死神が人間界にてこういうことしてるという着想は面白いと思うのだけど、ちょっと設定に納得いかない感じがちらほらで、いまひとつ没入できなかった。死神主観で書いてあるから粗が目立つように感じてしまうのかも。たまにしか人間界に来ないならもっともっと戸惑うことばかりのはずだし、もっとたくさん来ているなら逆にその辺の人間よりもよっぽど知識あってもよさそうだし。なんかアンバランス。まあその辺をちょっと目を瞑ればそれなりに面白い。かな。

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

死神の浮力/伊坂幸太郎

こちらは死神の精度と同じ設定で、今度は長編。やはり短編の時と同じく死神の言動がどうもいまひとつ納得できず。まあ最後まで読んでそれなりだったけど。

死神の浮力 (文春文庫)

死神の浮力 (文春文庫)

悲しみのイレーヌ/ピエール・ルメートル

「その女アレックス」を先に読んでしまったが、こちらが同一設定の第1作。アレックス読んでいるとこの作品のネタバレになっているので読むなら順番通り読むことをオススメ。残虐描写が多いのは共通。ちょっとげんなりしてしまうが読まされる。

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

死のドレスを花婿に/ピエール・ルメートル

「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」とは異なる設定。この作品も面白かった。

死のドレスを花婿に (文春文庫)

死のドレスを花婿に (文春文庫)

ナイト&シャドウ/柳広司

以前、「キング&クイーン」読んでダメダメだったので、もうちょっと読んでみるか、と思って読んだが、ダメだった。「キング&クイーン」よりはちょっとマシくらいかなあ。暇つぶしにはなったかなくらい。残念。ジョーカーゲームってやつは面白いんだろか。

ナイト&シャドウ (講談社文庫)

ナイト&シャドウ (講談社文庫)