- イーヨ・イディオット：イーヨ(vo), 内橋和久(g), 中原信雄(b), 外山明(ds)
- 酒井俊 & String Trio：向島ゆり子(vln, vla), 坂本弘道(cello), 水谷浩章(b)
先月3/14の下北沢440を見逃しているので昨年11月以来5ヶ月ぶりのイーヨ・イディオット。最近ちょっと内容的に停滞気味な印象なので期待と不安ないまぜ状態で聴きに行ったのだが、やられた、良かった。
まず、今まで「リタ」を除きほぼ完全な「イーヨ語」だった歌詞が今回は2曲ほど"日本語訳"されて初心者に取っ付きやすくなった。歌詞はイーヨ本人作なのだろうか、イーヨ語と微妙に混ざって原曲のイメージのまま、意味が伝わってくるような不思議な雰囲気。南青山Manda-laの時に一瞬だけ日本語歌詞を織り交ぜた曲があってあの時もそれがごく自然で妙なカタルシスを感じたが今回もそれに近い。全曲日本語訳してもらいたいわけではないがこういう曲もちりばめられると親近感が増す。
新曲(「スパングル」)あり、順調に曲数は増えているようだ。あと「ラーク」が良かった。これ新曲？パークとかラッカとか単音で似た曲名が多いので分からなくなってしまったが、初めて聴くような気がする。11月に新曲と言っていたやつかも。何はともあれ心に響く旋律。美しい。
バックはこのメンツなので相変わらずどこからどこまでが即興なのか良く分からんけどとにかく楽しげで心地良し。
MCは少なめ。花見してない(メンバー全員)という話など。
酒井俊は以前一度だけ新宿Pit-Innで鬼怒無月、桜井芳樹という構成で聴いた。5,6年以上前かもしれないがそのとき既にソウルフラワーユニオンの「満月の夕」は歌っていた。今回もちょっと聴いてみたい気分だったが残念ながらセットリストには含まれず。ま、それはさておき、相変わらずパワフル。一声だけでもうすっかり雰囲気が出来上がってしまう圧倒的な力を持っている。曲者ぞろいのストリングスは綿密なメロディを紡ぐかと思えば坂本氏の電動工具などのアナーキーな音が絡んだりしてなかなか面白かった。フニクリ・フニクラでグラインダーで火花を散らしまくったのには笑った。会場には何曲か編曲をした近藤達郎の姿もあり。
アンコール一番最後の曲「Good Night」が好き。
セットリスト。
他のサイトから引用させて頂く。
イーヨ・イディオット
１ シシリイボウ
２ マルセリーノ
３ スパングル
４ ルウ
５ アポウム
６ ブーフィー
７ ロガ
８ ラーク
９ ルジーナ
10 アウビイ
11 クラック
12 ディオ
酒井俊 & String Trio（カッコ内は編曲者）１ Drunk on the Moon（水谷浩章）
２ September Song（向島ゆり子）
３ ミルク・ティー（水谷浩章）
４ 初恋（坂本弘道）
５ Old Black Joe（向島ゆり子）
６ 電車がでてゆく（近藤達郎）
７ I Just Wasn't Made for These Times（近藤達郎）
８ フニクリ・フニクラ（坂本弘道）
９ At Last I Am Free（向島ゆり子）
En. ざんげの値打ちもない（近藤達郎）
Good Night（向島ゆり子）
引用元：
callithump BBS
http://www.callithump.info/cgi-bin/speevercgi/lightboard/light.cgi?
投稿者：キャロサンプ野田 投稿日：2007/04/06(Fri) 08:34
