過去との邂逅(鳥の置き物)

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実家にずっと置きっぱなしにしていた本やマンガが読みたくなって宅配便で送ってもらったら段ボール6箱も届きちょっとした引越しのような状態となった。とりあえず玄関に積み上げておいたのだが今日いくつか箱を開いてみた。
軽いものから開けてみたところ二箱は本やマンガではなく、幼稚園から小中高校までの思い出の品々が詰まっていた。
具体的には、幼稚園の頃のラクガキ、連絡帳、小学校の作文、勉強ノート、夏休みの宿題や予定表、時間割表、水彩画や版画、木工作品、日記帳、賞状、学校新聞、給食の予定表、給食費とPTA会費の集金袋、中学高校くらいで観た映画のパンフレット、音楽雑誌などなど。溢れ出る膨大な過去の記憶がかび臭い空気と共に渦巻いて頭クラクラ。
仕事部屋の床一面に広げて風にあてカビ臭を飛ばそうとしているが数時間じゃこの数十年の記憶を吸い込んだ固まりは現在の空間に馴染みそうもない。しばらく陰干しするしかないな。
作品群を広げて思うのは、これだけ月日が経っているのに意外と目にしたら妙にディテールまで記憶が蘇るものが多いということ。確かにこんな絵書いてこの線が曲がっちゃったんだよなあとか、この木工の糸鋸で切り出す時ちょっと失敗して変な傷ついちゃったんだよなとか。幼少の頃の記憶の染み込み方ってやはり今とは比べ物にならないほど濃密だったんだなあって思う。三つ子の魂百まで、とはこのことか。
全部取っておくのはちょっと無理があるので、時間を見て写真撮って処分しようかな。
気が向いたらここに作品群を紹介していく(かも)。


今回の写真は多分中学の頃に学校で作った木工の鳥。クチバシ部分にバネが入っていてメモ用紙などを挟めるようになっている。出てきたものの中ではかなり良い出来のもの。