夜市/恒川光太郎

第12回日本ホラー小説大賞受賞作品で第134回直木賞の候補作にもなったというタイトル作「夜市」と、書き下ろしの「風の古道」の中編2作からなる中編集。
恒川光太郎の作品は初読。角川ホラー文庫から出ているがあまりホラーという感じはしない。この世のものならざる妖の跋扈する怪しい世界観で、なにやら味わい深い雰囲気を醸していて思わず引き込まれてしまう感じ。これは文章力なのか作家本人の頭の中のイマジネーションが凄いのかよくわからないが他の作品も読んで見たい。

夜市 (角川ホラー文庫)

夜市 (角川ホラー文庫)