モランボンの塩チャプチェとブイヤベース

これまで我が家の食生活は外食がメインだった。仕事が忙しくて家に帰るのが22時とか23時とか24時とか時には1時とかだと、疲れ果てて家に帰り着きそこから自炊など到底できるものではない。
しかし昨今の働き方改革の流れや、自分の年齢や体調などいろいろな要因が相まって、そんな激務ではなくなってきた。20時前くらいに帰るのが普通になって数年経ってふと気づいた。これなら夕ご飯自炊出来るではないかと。
外食や買ってくる弁当の味に飽き飽きしていた。家で作ったごはんが断然美味しいし、コストパフォーマンスも良い。自炊するに越したことは無い。とはいえ料理経験が浅いので自炊は億劫。なかなか生活習慣は変わらないものだ。
そんなこんなでたまに自炊したりしなかったりの日々が結局続いていたのだが、我が家の革命というべき大きな変化が昨年2019年に起きた。
それまでは土日にたまに自炊するくらいの頻度だったのだが、平日含め月の半分くらいは夕ご飯を自炊するようになったのだ。きっかけは冬にシチューやポトフなどの煮込み料理を意識的に連続して取り組んだこと。一回作ると3日くらい食べられるので、これを高頻度で続ける事で、自炊する事の苦手意識を薄め習慣化に繋げることに成功したのだ。料理作った日はカレンダーにハンコをペタッと押して可視化するようにしたのも持続性に貢献した。夏休みのラジオ体操方式だね。
今年は革命2年目。煮込み料理だけでなくちょいちょいっとしたものを作りバリエーションも増えてきた。コツは無理しないこと。ちょっと手抜きしても良いから料理続けること。ナベの素をいろいろ試したり、料理に混ぜるだけで出来上がる系の商品を買ったり。
最近のお気に入りはモランボンの商品群。手間が掛からず出来上がりが非常に美味しい。特におすすめは「塩チャプチェ」と「地中海風ブイヤベース」。
塩チャプチェは、豚肉と長ネギを炒めてこれを入れるだけ。お手軽感抜群で非常に美味しい。私はこれにエノキやブナシメジなどのキノコ類を入れるのが定番。ごはんが進む。リピート中。
それから今回初めて買ったブイヤベース。オマール海老のダシが効いていてめっちゃ美味い。じゃがいも、キノコ、寄せ鍋セットの魚介類(シャケ、タラ、海老、ホタテ、ワタリガニ)を放り込むだけで絶品だった。これもリピート確実。素晴らしい。
ちなみに今回入れたキノコは安売りしていた霜降りひらたけ。新潟出身の家内が「新潟でいうところのあまんだれだよ」と言うので「それって嵐が丘と関係ある?」と分かりにくいボケをかましてみたら完全にスルーされた。食い下がってみてもキョトンとしてるのでウンチクを垂れようと思ってふと気づいた。嵐が丘じゃないや、レベッカだった。ボケはボケではなかった。ごめんなさい。レベッカの話の舞台は「マンダレイ」。お屋敷の名前。よく考えると自分でもこんな細かい情報よく覚えてるなあと思った。
気になってあとで「あまんだれ」を調べたら、どうやら一般に「ならたけ」と言うものらしい。写真も見たがひらたけとは違うみたいだ。
つまり、家内の発言も勘違い。それにのってボケようとした私も勘違い。限りなく救いがない話だった、という事。