約20年ぶりの再読。十二国記の第4巻。
景王となった陽子、海客の鈴、先の峯王の公主・祥瓊の三人三様の少女の成長物語。王が身分を隠して市井にまぎれ自国を把握しようとする中で、国の大きなうねりに巻き込まれていく。3人が出会うまでは個人の物語として背景や心情が緻密に描かれ、出会ってからは動乱の行く末がスリリングに語られる。相変わらず非常に面白い。
- 作者:小野 不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 文庫
- 作者:小野 不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 文庫