石田衣良の直木賞受賞作「4TEEN」の2年後を記した短編集。
高校生になって高校はばらばらになっても未だにつるむ4人。
少し大人の階段を上がった4人。語り手のテツローは4人組の中では最も「普通」でキャラもやや薄かった感があるが、本作ではちょっとだけ存在感が増した印象。
私も中学の時の4人組の中では一番平凡な役回りだったからちょっと共感してしまう。
輝く青春時代を想起させてくれてちょっと切ない。面白かった。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 文庫
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