クトゥルー2/オーガスト・ダーレス

青心社の文庫版クトゥルーシリーズ第2弾。中学生の時に怖くてちびりながら読んだ単行本版と同じ、オーガスト・ダーレスの「ラバン・シュリュズベリイ博士」連作が収められている。
中学生の時にはこの2冊目で、邪神から逃れる手段があって最後やばくなったらとんずら、というストーリー展開の話が提示されて、読みながら心の底からホッと胸を撫で下ろしたものだ。
ダーレスの仕事は批判される事も多いが、何だかんだ読みやすく書かれていて、これもありだと思っている。今回30年以上ぶりに読み返したのだが、結構覚えている文章のかけらが出てきて、当時のインパクトの大きさを感じた。


永劫の探求−−オーガスト・ダーレス
第一部 アンドルー・フェランの手記
第二部 エイベル・キーンの書置
第三部 クレイボーン・ボイドの遺書
第四部 ネイルランド・コラムの記録
第五部 ホーヴァス・ブレインの物語
クトゥルー神話の魔道書−−リン・カーター
クトゥルー神話−−魔道書の力学−−大瀧啓裕


クトゥルー〈2〉 (暗黒神話大系シリーズ)

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