筒井康隆の1962年から1976年にかけて書かれた短編集。眼を見張るアイディアと風刺の効いたストーリー、狂騒的で高いテンションの文体、読みやすさ、全てにおいて次元の違う凄さを感じる作家だ。なかなか古い作品群だがとにかく面白い。
「日本以外全部沈没」「あるいは酒でいっぱいの海」「ヒノマル酒場」「新宿祭」「農協月へ行く」などが特に筒井康隆っぽくて好き。
筒井康隆、ノーベル文学賞レベルだと思ってるんだけどどうなの?
- 作者: 筒井康隆,山藤章二
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: 文庫
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