ようやく読み終わった。今まで3回くらい読もうとして途中で挫折したのだが、読みにくいところはさらっと読み飛ばすくらいの気持ちで読んでいたら、後半は面白く読むことができた。この作品は冒頭のシーンがとにかく印象的で引き込まれてしまう。最後の方でこの冒頭シーンに近い雰囲気で話が進む。途中の部分はちょっと冗長だなあと思ってしまうが無事読み終わってみればまあそれも良しか。とにかく饒舌で圧倒的な語り口。奇怪な話。日本三大奇書の一冊と言われるだけはある。読んだら精神に異常をきたすという煽りも納得。ちょっと気が違ったかもしれない(笑)

- 作者: 夢野久作
- 発売日: 2012/10/01
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