なかなか面白かった。
池井戸潤といえば企業活動の泥臭い部分をリアルに描いてそれが面白さの大きな要素だと思っていたのだが、今回は政治の世界を描いている点と、その政治の世界を描くために奇想天外なSF的仕掛けを使っている点がこれまで読んだ池井戸潤作品とは大きく異なる印象を受けた。なんか読みやすさと骨太さが共存しているところが筒井康隆の長編読んでいるような気がした。

- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/06/07
- メディア: 文庫
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