スターリンではないのだが。
メシ食わせろー！
くくくく、腹ペコちゃんなのだ。昨日の朝にうどん食べてから絶食中。だってお腹の具合が悪いんだもん。今日は万全なコンディションじゃなかったけどガンバって会社に行って出張もしたのに。もう5食もぬいてんどー！天ぷら蕎麦食いたいー。しょっぱいもの食わせろー。きー
でも、今夜はもう9割9分9厘まで、腹痛復活してもいいから食っちゃおうもうだってこれいじょうたえられんもんね、わし。けけけ。
と筒井康隆的キャラが出現し、会社帰りのスーパーで洗ってすぐに食べられる流水麺と絶食明けには絶対ダメだろ的な天ぷら3種(かき揚げ、エビ天、野菜の串天)をそそくさ買い物カゴに入れ、レジに向かう途中で目に付いた、さすがの壊れ人格でも今日は買うだけにしとこうと感じながら缶チューハイやら何やらもそのカゴに入れていたその時。
そうなのだ。
「アクエリアスかポカリ」
腹壊した時は絶食が一番、でも水分補給はしっかりと。お茶でも良いけどスポーツドリンク最高、と言っていたあのお医者さんの声が、目の前に積まれたアクエリアスの山から聞こえて来たのだった。
そうかこれは飲んで良いのだ。お誂え向きに冷蔵されておらず、腹ピー絶食マンがいきなり腰に手を当ててゴクゴクと飲み干してもヨイ、ソレがソコに！
しかして3本のアクエリアスがカゴに放り込まれ、家に帰り着いた崩壊人格は、その時までにやや壊れ方が修繕され、腹痛くなるよりまずはこいつを飲み干して、それでもこの渇仰が癒されなかったその時はもう天ぷらうどんでも何でもかっこんで、その後永劫の炎にでも焼かれようではないか、と方針が変わっていた。
んで、飲んださ。そしたら意外と満腹感。あっれー。何だまだまだイケるなこれなら。
ということで5食目抜きが何とか実現しそうだ。った。
のだが、買ってきた天ぷらをキッチンに置いておいたら、しばらくしてふとそのヴィジュアルが視界に入った途端、聖人君子の如く落ち着いていた内なるキャラがニヤリとし徐々に哄笑を始め、危うくまた人格崩壊しそうになったので、透明プラパックに納められたそれを、皿で覆って見えないようにした。ちょいとかーくーす♫
その後、時折襲ってくる空腹感に冒頭のような叫びが寝室にこだまするそんな夜。
明日の朝まで果たしてエビ天はその姿を維持しているか？
乞うご期待！
