とんちピクルス& cheru @下北沢lete

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近年稀に見るミスマッチだったかな、やっぱり(笑)
最初にとんちソロ。ウクレレの弾き語りが基本。たまに自作バックトラック流しながら歌ったり。素朴な歌もあればラップ調のものもあり変化に富んだ感じ。途中のMCでは熊のぬいぐるみとの掛け合いがあったりして急に芸人ライブに来たような錯覚にも陥った。「からすのパンやさん」は絵本にメロディ付けたもので印象に残った。あの絵本好きだったから。

と、やや短めに終わってcheruソロへ。ある意味強烈なとんちの個性のステージだったが、cheruもそれに負けていない。登場して一曲目の演奏を始めるその瞬間からcheruの歌世界が構築されたように感じた。繊細だが力強く心に訴える曲たち。印象に残ったのは私が前から好きな「願いの雪」。冒頭のコーラスのループからもう心に滲みてしまう。冬を越えたこの季節にこれを歌うことに何か深い想いが込められているのかと思いながら聴いた。

それからアンコールで第三部。とんち登場。cheruも登場。Popoyansの曲、とんちの曲を二人で歌った。「おとしもの」をこの組合せで聴くというのはやはり何か冗談っぽく感じてしまい、観客も何か思わず失笑気味。珍しいもの聴いたって印象かなあ。
最後2曲ほど、マークリボーのライブ後に立ち寄ったという塚本功が飛び入り参加。悪くなかったけどやっぱり何かライブとしては混沌感が増したか。演奏後のとんちの突然のアカペラ曲披露が最後の最後にとどめのカオス爆弾。

いや、ある意味貴重。でもこの二人は別々に見たいね。やっぱり。