イーヨ with 清水一登・坂本弘道・山本達久「イディオット・アンド・モビーディック」@吉祥寺Manda-La2

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最初にくじら。くじらをライブで見るのは初めてかもしれない。かなり活動歴長いよね。アルバム聴いたの学生の頃だし。調べてみたら85年デビューだ。。。パワフルなボーカルと陽気な音楽。近藤達郎のピアノやっぱ良い。ポコペンがモンペみたいなキュートなスタイルでコーラス参加。「くじら」に「さかな」だ、と思うとなんかその字面の可愛さと、組み合わせとして合っているようで実は微妙にずれているようなヘンなこそばゆい感触が沸いてきて思わず笑う。なかなか楽しいステージだった。


次イーヨ。あーちょっとまた違う遠くて近い並行世界の一つから旅人達がやってきましたよ。
イーヨの歌を清水一登のピアノで聞くのは2008年5月の青い部屋でのライブ以来。この構成のイーヨを聴くのは初めてだったりする。メンツ見れば一体どんな音楽が紡ぎだされるのかワクワクするのを止められない。その期待は裏切られなかった。1曲目のラークからもうこのメンバーならではの独特でディープな音楽世界が構成された感じ。清水一登のピアノは変幻自在で世界を支え、山本達久のドラムは時に真面目くさったり時に悪戯ボウズと化したり。坂本弘道は抑制の効いたやりたい放題でさらにエントロピーを増大。その世界の中心で、負けない存在感のイーヨの歌。
誤解を恐れず書くと、初期のNovoTonoのライブのような感覚を受けたかなぁ。
最高っす(泣)
誰かちゃんと録音してください。その事実を知るだけで甘くて苦い喪失の痛みから解放されます