「思考の整理学/外山滋比古」

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

高校生くらいの年齢で是非読んでおきたかった。いや、最初の2章「グライダー」と「不幸な逆説」、最後の2章「拡散と収斂」「コンピューター」あたりは中学生くらいで本人とその親も読むべきだね。
帯に書いてある「東大・京大で一番読まれた本」という言葉に思わず手を延ばした。読んでみて「もっと若い時に読んでいれば。。。そう思わずにはいられませんでした」という言葉に滂沱の涙と共に同意。
いわゆる啓蒙書って、当たり前で分かりきっていることをさも小難しく書いてある、ってイメージで昔から敬遠してきた感があるが、こういう本に出合えていたらなー。
ガッコで成績が優秀だったから、という事実だけを根拠に「俺って頭良いんだぜ、使える人間だぜ」って当たり前のように思っている人、ご一読をおススメする。あなたはグライダー人間ではありませんか??